アスベスト建材について

本日はアスベスト（石綿）建材のお話です。

アスベスト（石綿）は、自然に産出される鉱物繊維で、耐熱性、絶縁性、防音性に優れているため、過去には建築材料や産業製品に広く使用されていました。しかし、アスベストの微細な繊維を吸入すると、肺に深刻な健康被害をもたらすことが明らかになりました。主な健康被害としては、アスベスト肺（アスベストーシス）、肺がん、中皮腫などがあります。

 アスベストの種類

1. クリソタイル（白石綿）: 最も一般的に使用されるアスベストで、柔軟性が高く耐熱性があります。
2. クロシドライト（青石綿）: 高い耐酸性を持ち、主に化学工場で使用されました。
3. アモサイト（茶石綿）: 耐火性が高く、断熱材などに使用されました。

 アスベストの使用例

• 建材: 天井材、床材、断熱材、スレートなど
• 産業製品: 自動車のブレーキライニング、クラッチ、ガスケット
• その他: 防火服、熱絶縁材

 アスベストの規制と対応

 多くの国でアスベストの使用が厳しく規制され、あるいは禁止されています。日本でも2006年にほとんどのアスベスト製品の製造・使用が禁止されました。また、建物の解体や改修時にはアスベスト除去作業が必要となり、その際には専門の技術者による慎重な作業が求められます。

 健康被害と予防

 アスベスト関連の健康被害は長い潜伏期間があるため、症状が現れるまで数十年かかることがあります。予防のためには、アスベストを含む建材が破損しないように管理し、除去作業を行う際には適切な防護措置を取ることが重要です。

キッズスペースもあるので是非ご家族皆さんでお気軽にお越しくださいね♡